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ANOTHER

第7章 SEVEN




もう、どうにかなりそうやった。
目の前にあるのに、
どうして掴んだらあかんのやろ??


行きたい気持ちが増す。
杜さんの顔を見て、安心したい。
この手で抱きしめたい。


俺は、どうしてここにいるんや??どうして、こんなとこに固まってるんや??


横もヒナも、丸までも、場所教えよらへん。
その上、休みの日まで、来よる。
亮はギター引いてるし、ヤスは
絵書いてるんか。
画材、いっぱい持ってきやがった。


俺ひとりやったら、あてもなく探しに出かけると、思われてるな。
まっ、当たってるけど、、。



そのとき、携帯がなってるのに、
気がついた。
画面に表示されてるのは、杜、、、さ、、ん!、!!!!

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