永遠(トワ)に愛す
第7章 …決断と新たな未来…
「シン
来るなら連絡しろ」
昼過ぎの食堂…
りんを真ん中にして、3人は椅子に座っていた。
「すみません‥少し驚か せたかったんです
でも逆に‥私が驚かさ れてしまいました
50年経った今でも‥ りん様があの頃のまま だなんて…」
「うんっ自分でもびっく りしてる!」
「俺の血の効果で
傷を治す他に‥同じ速 度で年をとるなんてな
それ以外は何も変わら ないが…」
「ねぇシンさんっ
旅はどうだったんです かっ?」
「とても面白かったです 様々な国‥人間に出会 って
良い経験になりました
それに…大切な人もで きました…
りん様と同じ日本の方 で‥同じ人間です」
「そっかぁっ
その人と‥幸せになっ てください」
「ありがとうございます …2人も‥以前と変わ らないようですね」
「それ以上だ」
「そうですね
取り込み中に来てしま ってすみません」
「ちょっ‥シンさんっ 」
からかうように悪い笑みを浮かべるシンに‥りんは恥ずかしそうに、顔を真っ赤にさせた。
それぞれの幸せの中…
3人は‥50年間にあった、他愛のない出来事を報告し合ったのだった――――…………
END