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第2章 言霊




掴み取られる心

乱れる鼓動

震える思考


ただの言葉が、

意味を持ち

魂が込められる

ただの嬌声が

神の掲示のように

魂を打つ



身を任せ

何人も、抗えない力が

言葉に宿る



あなたの唄には

その力がある

あなたの声が

魂を揺さぶる



暗闇でもがき血を吐き

それでも

掴みにいくために

苦しみ悩み戦い抜く


その思いを唄にのせて

私の心に

届ける


そして、わたしは

あなたの代わりに

涙を流す

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