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共有の部屋には私と晶以外全員そろってた。


真ん中のソファーに春と秋

そのサイドの一人掛けソファーには直

窓際に薫がたっていて

優サンは春と秋の後ろに

私と晶は入って立ったまま



そして


春と秋の向かいのソファーには、スーツをしっかりと着て、くろぶちめがねをかけた黒髪の冷たい空気をまとった男の人が座っていた。


「全員そろったようなので改めてご挨拶させて頂きます。私は寺島家当主の秘書の佐山といいます。春様と秋様がいつもお世話になってます。」

冷たい微笑を浮かべながら佐山さんは言った。