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はぴねすっ!!!?

第11章 期限は3日


「.....今回は事故みたいなもんだ。わざわざきたわけじゃねぇ。」

「えぇ。知ってますよ?しかし、こうでもしなければいつになっても決心が固まらないと思いまして。最初の約束では高校に上がる前に決めるとのことでしたが、葉山様のお力を使って無理やり先伸ばしにしていたのですから。旦那様も頭を抱えております。」


ここで優サンも関わってくるの?


「春様、秋様、さっきから黙っておいでですが、いい加減、話したらどうです?さすがに私もそろそろ本気を出しますよ?」


「.....おれは.....」


秋がとうとう話し出す。


「.....継ぐ気なんてな「ふざけんな!」


春が怒鳴るすがたを見るのはこれで二回目。


「お前いっつもそうなんだよ!お前が継ぐべきだ!いつまでもちんたらしてんじゃねぇよ!」

「お、俺だって春が継ぐべきだって思う!だって春、好きなんだろう?茶道が!」


「好きだからって継げるもんじゃねぇんだよ!兄貴に勝らない才能があんのはお前だろ?俺じゃねぇんだよ!」


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