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はぴねすっ!!!?

第12章 春と秋の秘密


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「だから、恥ずかしいけど、俺は春のこと、大好きなんだよ。春の前では絶対に言わないけど。あいつのおかげで、生きてるんだ。.....ってツッキー!泣いてるの?」




「.....だっ.....だって.....どんなに辛かったろうかって....」


涙が止まらなくて、うまく話せない。



「ふふっ。ありがと、ツッキー、俺のために泣いてくれて。」


私は真っ赤っかになった目をしっかりと秋にあわせた。



「?ツッキー、?」



「.....ありがとう、生きてくれて。もし秋がその時、死んじゃってたら、私は秋に出会えなかったもん。だから」








ぎゅっ!!



「.....秋?」



「.....や、めろよ。せっかく、人が我慢してんのに.....涙が出てきちまうじゃねぇか.....」




私は秋の背にてを回し、ゆっくりとさする。



「いいよ。泣いて。その代わり私もなくから」


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