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はぴねすっ!!!?

第13章 もう一つの秘密

夏にぃが死んで5年がたった。



秋は最初はやはりふさぎこんでいたが徐々に回復し、今では昔みたいに元気だ。


「このままじゃ夏にぃに申し訳ないからな!昔みたく、春と張り合っていかなきゃな」


といって、頑張った。


俺らは一卵性の双子だから、顔がそっくり。違うといえば泣き袋の位置が反対だってことくらいかな。だからいつも俺は、どっちでしょうとか言ってた。楽しかったな。




茶道も二人で頑張ったさ。親父は相変わらず厳しかったけど。でも、夏にぃの分まで二人で頑張らなきゃって思ったら、全然苦しくなんてなかった。


だけど......だんだん気づいてきたんだ。






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