はぴねすっ!!!?
第13章 もう一つの秘密
お茶を親父に立てるとき、外にイベントにいったとき、お客様を呼んでもてなしたとき
何となくだけど、
みんな全てが秋の方が上だ。
薄々気付いた。親父が結構秋には厳しく指導してる。俺よりうまいのに。それって......
跡継ぎとして.....秋を.....って考えてんじゃねぇの?
その疑問がはっきりとしたのは俺と秋が中1の新年会の時。
茶道の御三家は、龍園寺家、赤松家、そして俺の家である寺島家。
御三家合同で行われた会場で御三家のなかでも一番である龍園寺家の当主に話しかけられた。
「久しぶりだね。」
「お久しぶりです、龍園寺様。今年もどうぞよろしくお願い致します。」
「あぁこちらこそ。ところでさっき、君が立てたお茶は素晴らしかった。夏君にも勝らなかったよ。」
「!!本当ですか!ありがとうございます!」
「双子もね、やはり一人しか家を継ぐことはできないからいろいろ大変だとは思うけどね。まぁ、今回ので私は『秋君』が継ぐと見たよ。」
......え......今......秋って......
何となくだけど、
みんな全てが秋の方が上だ。
薄々気付いた。親父が結構秋には厳しく指導してる。俺よりうまいのに。それって......
跡継ぎとして.....秋を.....って考えてんじゃねぇの?
その疑問がはっきりとしたのは俺と秋が中1の新年会の時。
茶道の御三家は、龍園寺家、赤松家、そして俺の家である寺島家。
御三家合同で行われた会場で御三家のなかでも一番である龍園寺家の当主に話しかけられた。
「久しぶりだね。」
「お久しぶりです、龍園寺様。今年もどうぞよろしくお願い致します。」
「あぁこちらこそ。ところでさっき、君が立てたお茶は素晴らしかった。夏君にも勝らなかったよ。」
「!!本当ですか!ありがとうございます!」
「双子もね、やはり一人しか家を継ぐことはできないからいろいろ大変だとは思うけどね。まぁ、今回ので私は『秋君』が継ぐと見たよ。」
......え......今......秋って......