はぴねすっ!!!?
第20章 春の気持ち
今の私の声がよかったのか悪かったのか
薫はあけかけたドアを閉め去っていった。
隣の教室に入る音も聞こえた。
「ち、ちょっと!!!」
それでもやめない春。おいおいおいおい、我を忘れてないか?!
仕方ないよね?正当防衛だよね?
「い、いい加減にしろーっ!!」
ガッ!!
「うぅぅっ!!」
見事な膝げりが春の腹部にヒットした。
バッと春が離れる。
「いってぇーーー!つ、つばきん、勘弁してよー!俺すぐ胃腸炎になっちゃうんだから」
「知るかっ!」
胃腸炎、今、関係ないよね?
「あのね!舐めすぎ、触りすぎ、調子に乗りすぎ、そしてシャツのボタン開けすぎっ!!!」
まったく!おかげで今日のブラをバッチリ見られた!
「あはは。ごめんね?つい夢中で!まぁ、見つかんなかったしよかったじゃん!
つばきん、なんか美味しかったし!」
そういう問題じゃない!あのままいったら私よ貞操が危うかった!!
「何もあそこまでやることなかったじゃん。」
「いやー。まぁ薫ってさ、エロいしすぐ女、抱くけど情事邪魔されるのも嫌いなわけ。だから人の情事も絶対邪魔しないんだ。
んな訳でいかにも"もなか"ですって雰囲気出しとけば絶対入ってこないと思って!」
「君、バカにしてるな?もなかを」
まったく、どんな主義だよ!!