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家族でたまに出掛けるときも、静兄さんばかり気にかける母。母に甘えられない代わりに父にじゃれる修兄さん。



学校行事が被ったときも、真っ先に静兄さん。

その途中を抜けて父さんが修兄さんを、見に行く。



最後は俺。







みんな忙しくて、必死で無意識だった。

いつもごめんね、なんて母さんに言われたら

次こそは優からにするな？なんて父さんに言われたら



いつも俺のせいでごめん、なんて静兄さんに言われたら



俺ばかり甘えてごめん、なんて修兄さんに言われたら








俺は何もいえなかった。