はぴねすっ!!!?
第28章 悲しみのマスコット
よく考えたら、私はレイラのこと、薫のいとこってことくらいしか知らない。
「らしいって......そんなの推測じゃない!」
「それがね~バッチリ見たのよ、私たち。」
「夏休み中だよね?」
「そーそ。仲良く腕なんて組んじゃってさw
帰りにキスまでしてちゃ、そりゃ確実だよね。」
「ひ、人違いかもしんないじゃない!」
レイラの弱味をこいつらに握られちゃいけない......
「私の弟がレイラの弟と同じ学校なんだよね。
で、確認とったら、レイラって姉がいるっていってたらしいし。
まだ、なんか言える?」
......
どう、する?
「あいつさ、今までボッチだったし、脅したってなんの意味もないから黙ってたけど。
まさか、こんなに役立つなんてw」
......まさか。