はぴねすっ!!!?
第29章 望んでいたはずの日々
直はきっと今日もいない。
どうせなら、一気に終わらしてしまいたかった。
泣かない。泣かない。
「......ホント、やんなるよね。」
あの、女子軍団。
私がちゃんと拒絶するか、柱の隅で見てるし。
ホント、やんなる。
「......どうした?」
「だから。やんなるって。たかが少しいなくなっただけで、何これ?大げさ。」
全員の目が困惑の表情を浮かべながら私を見る。
「あのさ。やっぱり。無理。こーゆーの。めんどくさいっていうか。
特別生とか、なりたくなんてなかったし。」
「......つっきー?」
「だいたいもう決定事項だみたいなこといって、強引でしょ。そろそろ我慢の限界。
楽しいことはみなさんだけでどうぞ。私はやめますから。」
「なに、いってんだ?つばきちゃん?」
泣きたい。嘘だよって言いたい。でも、やめられない。
「跡継ぎだなんだアホみたいにでもめるやつはいるし、我慢してるとかいって被害しゃぶってるのもいるし。
あとは何?何が残ってるわけ?バカらしい。」
最低なこと、いってる。
春も秋も優さんも。
悲しそうな顔してる。
「いい加減にしろ、椿。」
私もやめたい。でもね、晶。止められないんだよ。