はぴねすっ!!!?
第32章 ほんとの気持ち
「.....っ.....!」
「......。」
誰かが話してる。
「......き?、つばき?!」
そっと目を開ける。
「椿!!よかった!!!」
ギュッと抱きつかれる。
そっか。私、気を失ったんだっけ。
特別生たちは凄かった。
一瞬で片付いてしまった。
私は手も口も不自由になってたからただ見てるだけだった。
「椿!!......だ、いじょうぶ?!」
涙で顔がぐちゃぐちゃになったレイラ。
きれいな人って泣いてもきれいなんだなって、思った。
彼女は優しく手と口のガムテープを取ってくれる。
そして、晶がブレザーとシャツを脱いで私に優しくかけてくれる。
「こいつらに何て言われた?」
人肌の温もりを感じる。
「......ある人に、頼まれたって......」
「おい、てめぇら。誰に頼まれたか吐け、コラ!」
「......知らねぇよ。」
「おいおい、あーんまり真面目に答えないんならこれで焼いちゃおうか?」
薫って......タバコ......吸うの?
ごく自然に吸ってる......
「!!」
「ほんとだよ!嘘じゃねぇ!毎日俺らのロッカーの中に手紙が入ってたんだよ!やらなかったら殺してやる、とか、結構悪質なことまで書いてあったんだぞ?!」
差出人不明ってこと?