はぴねすっ!!!?
第32章 ほんとの気持ち
「......椿......」
うっすら涙を浮かべるレイラ。
「おい、チビ。俺らはメンドーな事起こしてくれた女子達の事情聴取いってくっからよ!」
「そうだな、あの男子達に命令したのかどうか、そこんとこも一応聞いとかねぇと。」
「念のためロッカーになんかしたかってことも、ね?」
みんな。もちろんそれもホントの目的なんだろうけど、
でも、メインは、レイラと二人だけにしてくれようとしたんでしょ?
「....ごめんね......なんか。」
フワッと優さんの大きな手が頭にのる。
「椿ちゃん。ごめんね、より、ありがとう、のが嬉しいな。
別に椿ちゃんが悪い訳じゃないんだ。それに俺たちは大切な仲間だろ?
仲間のために俺たちが動くことは謝ることじゃねぇよ。
な?」
「優さん......みんな......
....っ、ありがとう!」
そしてみんなフッと笑って外へ出ていった。
「じゃ、俺も席はずすかな。
退学になったやつらの手続きしなきゃなんねぇし。
しっかり話し合えよ?」
そういって富希も出ていく。
「レイラ、
教えてくれる?
あなたの秘密。」