はぴねすっ!!!?
第33章 日名川 麗羅
「でも、ね。
あんまり薫には、家のこと、言わないであげて。」
そっと顔をあげてレイラの顔を見る。
「あいつはあいつであるから。
いずれ、椿には教えてくれると思うけど。
気長に待ってやって。ね?」
私はコクりとうなずく。
だって、私にはできてるから。
どんなことでも、受け入れる覚悟が。
ガラッ
「お~い、話おわ......
ちょっとみなさ~ん?早く来てくださる~?
うちお姫様とレディースちゃんがイケナイ雰囲気よ~?」
いやいや、顔がちかくて確かに抱き合ってはいるけれど。
バタバタと走る足音が聞こえる。
うっわ。
面倒だ。