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はぴねすっ!!!?

第33章 日名川 麗羅

......




「あん、た。



何泣いてんのよ。」







気づいたら涙が出てた。



薫の優しさ、切ない恋、そしてレイラの強さ。


全部が一気になんだか ぶわっときて。




そらがポタポタと 涙になって目からこぼれ落ちた。





「.......レイラー......」





ぎゅっと抱きつく。




友達になってくれてありがとうって。


話してくれてありがとうって。


少なくとも今、幸せでよかったって。






全部の気持ちを込めて。







「ほんと、あんたって意外と甘えんぼの面もあんのね。





聞いてくれて、ありがと。」






ポンポンと背中と頭を撫でてくれる。












「私こそ、話してくれてありがとう。


......私、レイラの事、大好きだから。」








ふふっと笑って私も、と言ってくれるレイラは輝いてる。












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