はぴねすっ!!!?
第34章 素直になれない
あいにく、他のやつらは今日はいない。
「ねぇ。直。この頃来れないのって、練習でしょ?」
......んだよ。ま、どーせ、晶あたりが話したんだろ。
期末の最後の日にコンクールがあること。
ピアノの。
「だったらなんなんだよ。」
「んーと。
みに、行きたいなぁ、なーんて「ふざけんな!」」
かっとなって近くの椅子を蹴りたおす。
ビクッとあいつが驚いてる。
そりゃ、そーだよな。いつものオレと違うし。
「......どこまで聞いたか知らねぇが、絶対くんじゃねぇ。
来たら殺すぞ。」
「......」
こいつはただただ俺の目をじっと見る。少し怯えた目で。