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はぴねすっ!!!?

第35章 嵐の期末試験




そう思ったときにはもう体が動き始めてた。





電話をかけながら。







嫌われたっていい。うざがられたっていい。






結果として彼が少しでも




幸せに。楽に、苦しみから解放されれば。








「もしもし?」





「お願い。私に教えてよ。






直の全てを。」





「あーあ。とうとう俺に来ちゃったのね~。てことは失敗?自分から言わせるのは。」





その言い方は。まるで最初からこうなることがわかっていたかのようで。







「降参、よ。




今から裏庭に来て。





お願い、薫。」














もう、時間がない。

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