はぴねすっ!!!?
第36章 素直じゃない直
親が親なので、ピアノ教室では俺は優勝が期待されてた。
「あんなに練習してたのにねぇ。」
「うちの子なんて、練習いやだ!とか言ってほとんどしなかったのに、直くんより順位上だったものねぇ。」
「やっぱり、親の名前だけで期待されてたのね。」
「努力して、あの順位じゃ、ちょっと......ねぇ。」
優しさのない保護者たちの声は俺にも聞こえたし、理解できた。
そして、同じ教室の子供たちも、俺をかわいそうな目で見たり、名前ばかりで大したことないとでもいいたそうなバカにしたような目で見てくるやつも大勢いた。
「直、いい?悔しかったら次こそは絶対に優勝しなさい。お母さんね、直のために練習日、増やしたからね?」
ピアノが楽しい!という気持ちが薄れ始めたのはこの頃だ。
周りの態度がこんなに変わるなんて、知らなかった。
「あんなに練習してたのにねぇ。」
「うちの子なんて、練習いやだ!とか言ってほとんどしなかったのに、直くんより順位上だったものねぇ。」
「やっぱり、親の名前だけで期待されてたのね。」
「努力して、あの順位じゃ、ちょっと......ねぇ。」
優しさのない保護者たちの声は俺にも聞こえたし、理解できた。
そして、同じ教室の子供たちも、俺をかわいそうな目で見たり、名前ばかりで大したことないとでもいいたそうなバカにしたような目で見てくるやつも大勢いた。
「直、いい?悔しかったら次こそは絶対に優勝しなさい。お母さんね、直のために練習日、増やしたからね?」
ピアノが楽しい!という気持ちが薄れ始めたのはこの頃だ。
周りの態度がこんなに変わるなんて、知らなかった。