はぴねすっ!!!?
第37章 ピアノコンクール
「わ、わるかった!椿ちゃんに似合いそうなものを頼む、としか俺は言ってなかったから!か、かえるか?でも、時間が......」
「椿。優を責めるな。諦めろ。」
ああああああああ。こりゃ、第一関門突破成功率30%切ったよ。絶対に。
「はぁ。......わかったよ。優さんや。行こうではないか。」
「よぉーし!じゃあ出発!」
「俺、つばきんと後で写メとろーっと!」
「なぁ、リムジンでいくんだろ?帰りにさ、女の子二人くらいのせられるよな~?」
「あぁ。それくらいなら乗れ......じゃない!!薫!お前は何をやらかそうと......」
「え~?聞くの~?とりあえず優の家に持ち帰ろうかと。」
「な、ぜ?!!」
「ホテル代、ねぇのよ~。だから、今晩、一つ部屋、貸して?」
「人の家をラブホがわりにするな?!!!」
こいつら、遠足にいくきなのか?
夏の延長か?!!
「椿。ドレス。似合ってる。
他の男に見せるのは......あまりいい気はしないが。」
「うわぁぁあああああ!!い、いきなり耳元でしゃべんないで!!」
しかもこの格好、このキラキラ度、このボイス。
頭から火山噴火してマグマでどろどろになりそう!!!
「......せっかく似合うのに。ドロドロは、もったいねぇ......」
いや、不本意にも口からでちゃったことに丁寧にお返事しなくていいから。
「いってらっしゃいませ。」
優さんのおうちのお手伝いさん達が頭を下げる。
うわぁ。さすがボンボン。