はぴねすっ!!!?
第37章 ピアノコンクール
「ぼ、ぼっちゃま!!今、女性の悲鳴......っ//!!!」
飛んできた運転手さんはドアを開けて状況を把握した瞬間、顔を真っ赤にさせて固まった。
だって、晶と薫の顔が......近い。
しかも揃いも揃って美顔だからなんかもう、彫刻みたいだし。
二人とも妙にフェロモン漏れてるから、みてるこっちがいけない世界にのめり込みそう。
「あ、あああ。き、気にしないでくれ!!い、いいか。今みたことは忘れて会場まで安全運転で頼む。も、もし、ちゅぎに悲鳴が聞こえても、き、きにしゅんな?」
優さん、噛みまくりだからね?余計怪しいからね?
「か、かしこまりました!!失礼しました!!」
バンッ!
勢いよくドアをしめる。
「......はぁ。やってらんね。キモい。ムリ。俺にそんな趣味ねぇ。」
「そうだねぇ~、俺もそろそろ飽きた~。しかも晶ちゃん、無表情でアン。ってやめてよ~。トラウマになりそうじゃねぇの。」
「「「「俺ら(私たち)がいろいろトラウマになりそうだ!!」」」」