はぴねすっ!!!?
第38章 そして固まっていた気持ちが溶け出す。
「俺はな、お前を天才だと思ってた。いや、今でもまだ、そう思ってるところもある。
でも、さっきの演奏聞いて、気づいた。
努力、ずっとしてきたんだなって。
一人でずっと戦ってきたんだなって思った。
んで、何より、楽しそう、だった。」
みんな、見守る。
「そりゃ、そうだよな。こんな変な面子と絡んで、あんなバカみたいにまわりきにせず応援されたら、誰だって楽しくもなるわっ!!
俺は、向こうでお前を抜くことばっかり考えて、たのしんではなかったかもしんねぇ。
だから、目的変更にする。
お前をトップから引きずり下ろす
じゃなくて
もう一度お前とピアノを弾く。
もちろん、昔みたいに楽しみながら、な?」
そういって元気君はニヤッと笑った。
「......あぁ!そうだな?
また、やるか?!二人で!」
「ああ!でも、前みたいな気持ちで、ってわけじゃないだけで。
今度こそ直に勝つからな?w」
「はっ!挑むところだw」