はぴねすっ!!!?
第38章 そして固まっていた気持ちが溶け出す。
「.....椿、泣いてんのか?」
くそっ!!ばれたか!!
「うっうるさいっ!!」
おおおお。せっかくこっそり泣いてたのに!!
「オイチビ!!何てめぇがないてんだよ!!
すぐピーピー泣きやがって!w」
「う"ー.....」
言い返せない.....
「えと?椿ちゃん?でいいのかしら。」
「あっ、はい。」
直のお母さんが私を見てる。
いやめてぇ!!こんなにぐちょぐちょな顔でお初にお目にかかりますなんて恥ずかしいわっ!!
「あなたは.....直の彼女さんかしら?」
キーン、と場が凍った。
「な"っ!!ゲホッゲホっ!!」
咳き込む直。
「違います。断じて。そんなことはありません。」
と丁寧に話す晶。
「彼女は俺の想い人です//!!」
おいおい、春。君はいつの時代の生まれだ。
優さんは困った顔をして、秋はニヤニヤしてる。
薫は
「いえいえ、じつはですねぇ。お父さん、お母さん。彼女、今、逆ハーの渦中におりまして~。あ、もちろんご子息も彼女にですね、想いを寄せてまして、ええ。他に現状で二名ほど。」
「そうなのか。私の知らない間に直はハードな恋愛をしてるんだな。」
「すごいわっ!そんなドラマみたいなことがあるのね?椿ちゃん、すごくかわいいし、わかる気がするわ。」
何かこそこそ話してるが.....私の位置からは聞こえなかった。