はぴねすっ!!!?
第41章 本当の目的。
みんな、やっぱりという顔をしてる。
「いついれたかわかんねぇかどな。
あいつを怖がらせんのもよくねぇから、気づく前に俺が回収してる。
そんで、入ってた間隔もチェックしてたが、
やっぱり定期的に入ってんだよ。」
んとにきみわりぃ。
俺がもし、同じ目に遭ってたら、やっぱり落ち着いてはいられない。
「でー?そのリボンは直ちゃん、どうしたの?」
「あ?
優に渡した。
でも、何で優はそれ集めてんだ?」
回収してすぐ優が俺に渡せ、といってきたもんだから。
気持ち悪くてすぐ渡したけど、
よく考えたら、悪趣味にも程がある。
「はぁ。趣味じゃねぇよ。
俺の兄貴、医大だろ?だから、いろいろと調べてもらったんだ。
そしたら、な。」
決まり悪そうに、まるであまり言いたくなさそうにする。
「......どうした。」
ちらり、とチビの方を見て、視線を俺らに戻す。
「あれはもともと、白のリボンなんだよ。
汚れてるんじゃない。
ご丁寧に染められたんだ。
赤の......
血、で。」