はぴねすっ!!!?
第43章 実行委員会
「神谷さん。」
フッと振り返ると
「あ、木瀬君?よろしくね?」
同じクラスの木瀬 誠也君。
話したことはないけど、細身で黒渕眼鏡。
髪は焦げ茶色で、柔らかそう。
それなりに爽やかな印象で、安定の評判。
「こちらこそよろしく。まさかだよね。くじ引きとかw」
あ、えくぼ、かわいい。
「ねー。びっくり。まぁ、でも、やるからには頑張ろう?
私、転校生だから、去年の様子とかわからなくて、その、いろいろ教えてくれると助かる......」
「ははっ。僕でよかったら任せてよ。
やっぱり神谷さんって、かわいいね。」
「へぇっ?///」
突拍子もなく何言うの?この青年!!
「ちょっと、木瀬、私の椿、口説かないでよ!張った押すわよ?」
「え、そういう関係?」「違う。木瀬君。断じて違う。」
また、勘違いが生まれるところだった......