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妄想

第1章 妄想1



ドア付近にいた女性と目が合った。


「お願い!! 助けて!!」


女性は必死に僕を見ながら叫ぶ。
一瞬、目を合わせたことを後悔した。


「子供が下敷きになってるんです!!!!」


悲痛の叫びで、僕を呼ぶ。
だけど女性のもとに行くには、倒れている人たちを跨いで行かなくてはいけない。



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