テキストサイズ

妖怪に恋をした

第5章 第5章*別れ、そして*

*裕也視点*


翌朝、俺は目覚ましの音で目を覚ました。

「來羅ー…?」

どんな顔していいかわからなかったけど、昨日のはなかったことにする。

そう、俺の中で決めたから、あくまで普通に声をかけながらリビングに向かった。

もう、起きてるはず。

でも、その姿は部屋にはなかった。


「ら、いら…?」

物音一つしない。

食卓を見ると、一枚の置手紙を見つけた。

まさか…

まさか、まさか…



『裕也へ


その書き出しを見て、俺は分かった。

來羅は出ていった―。


「う、あ、ああああああっ!」


久しぶりに、声を上げて泣いた気がする。

こんなに辛いのかよ…

來羅が居なくなることが。

來羅の居ない生活が、考えられない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ