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始まりは最悪から・・・

第4章 *最悪・・・が始まり?

「結構です。そんな誰とでもヤるような先生なんかとするほど私は安い女じゃありません。失礼しました」


「釣れねぇな。あっ、ここまで運んでくれた男にはちゃんと礼言っとけよ。確か3年1組の緒田李月だったっけかな」


「あっ、運んでくれたのは先生じゃなかったんですか。良かったです。緒田先輩ですね、分かりました。では」



一方的に会話を終わらせ、私は保健室を後にした。



早くしないと入学式始まっちゃう、急ごう。



式が行われる体育館に向かって私は廊下を駆けた。



そして茹愛が出て行った後の保健室では



「・・・あーぁ、そりゃあ俺のこと覚えてないか。・・・茹愛」



と保健医が一人呟きながら、さっきまで彼女が寝ていたベッドに仰向けとなり目を閉じていた。
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