小悪魔男子、禁止令!
第2章 突然の引っ越し
お父さんがせかすので、すごいペースで持っていくものを準備し、
今、私は新幹線の中にいます。
「…、ってか、どこに引っ越すわけ!?」
何も行き先は聞いてない。
だから、私はさっきから気になってしかたがなかった。
「…、東京だよ!」
……、東京!?
遠くないですか!?
だって私は滋賀県にいたから…、東京まで…。
「あ、あと、共学しか生徒募集してなかった☆★」
…。
なんですと!?
共学だとぉぉおおおおお??
「…、ね、ねぇ…、もしかしてだけど…。」
私は恐る恐る聞いてみた。
何かって? それは…、
「うん!いるよ。いーっぱい男。」
……。
いやぁああ
ただでさえお父さん以外見るのも嫌なのに!!!!
そう……、
私は男子が大の嫌いで、極度の男子恐怖症なのだ……。