パパとママのタカラモノ。
第5章 病の発覚。
こんな日が2日続いた
出産3日めの朝。
尿管が抜かれた。
「今日からお風呂も入れますよ~。」
それまでは
白衣の天使だと思っていた
看護師さん達が鬼に見えた。
尿管を抜かれたことと
お粥が食べられるようになったことで
尿意&便意をもよおすように。
でも‥‥
奈央「~‥ッ。」
ベッドから起き上がれない。
起き上がるとなると
自然とお腹に力が入るから
傷口に激痛が走る(*_*)
ふたたびナースコールの出番。
「どうかされました!?」
トイレに行けないことを伝えると
「とりあえず、ベッドを起こしてみますね。それで私の肩に手を乗せて、ベッドから足を下ろしてみて下さい。」
言葉では簡単な風でも
実際にするとなると
もう半泣き状態の私。
奈央「痛い、痛い、痛ーい!!!」
「私に身体を全部預けてください。しっかりと支えますから!」
そんなこと言われても
無理なものは無理!!
床に足はついたとしても
立とうとしてお腹に力を入れると
傷口に腹帯が擦れて倒れ込んでしまう。
奈央「もう、やだ‥泣」
新米ママの私は
泣きべそをかいてしまっていた。