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私の恋路。

第2章 2回目の恋




しばらく過ごすうちに
莉子がこういって来た。

「葵は好きな人いるの?」

…言いたくない。
偉力のことはたまたまかもしれない。
でもまたおんなじことになったらいやだ。
だからうちは言わず莉子に問いかけた。


「莉子はいるの?」

「気になってる人がいてね…」

「誰?」

「怜ってひと。」

「知らない…w」

「ウチのクラスの学級委員」

「へー」





その時は知らなかった。



美紀が怜のことを好きってことを。


しばらくして莉子と怜は付き合い始めた。
そしたらまた莉子はウチに聞いてきた

「好きな人いるの?」

って。
怜がいるから平気かと思った。
だから勇樹のことを言ったんだ。

………


短かった。
莉子と怜はすぐに別れた。

そして…
莉子はこういった。

「今気になってる人が2人いてね…
 優と勇樹で…」

って。
何なの
って思った。

うちと勇樹はメールで結構やり取りしてて…
”好きな人教えて”
ってしつこかったから
勇樹だって言ったの。

でも付き合ってとか言ってはいない…

そのことを莉子に言った。

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