チーズケーキ
第10章 このキモチ…。
「俺…一目惚れなんだよね…桜ちゃんがうちの大学のオープンキャンパスに来てて、たまたま受付をしてたのが俺。そん時は可愛いなーって思ってただけで…次に見たのは大学に入学してきた桜ちゃん…」
黙って聞くジュンジュンとうち
「サークルの勧誘をしてた俺、なかなか新入生が足を止めてくれなくて、落ち込んでたら…なんかオモロそうやなー!!って桜ちゃんが声をかけてきたんだ」
「話して、けど少しして、ありがとーってまた別のとこへ行ったんだけど何か見たことあるなーって…あ!あの時の可愛い子だって気づいた」
「それから桜ちゃんがどの学科で、とか分からないからすげぇ探した。そしたらたまたま入ってきた新入生のサークルメンバーの友達だったから、あの子も誘ってって頼んだんだよ」
「そしたらもう…彼氏がいた…」
うちもジュンジュンのこと一目惚れやから気持ちはわかる。けど…
「那津、あんたの気持ちは分からなくもないけど…それとこれとは別じゃないの?」
ジュンジュンは少し落ち着いたのか喋り方をいつもの感じに戻してた
「だって…好きな女が…目の前で…オナってて///それでも純平さんは我慢できるんすか?!」
「はぁ…」
とジュンジュンはため息をついてうちを呆れた顔でみた
あ…うち…コックコート着たまま…!!!
「いや、あの、ジュンジュン?なんてゆーんやろ?オナってるとかそんなんではないと…」
「那津。だからといって好きな女傷つけたらだめなんじゃないの?!」
うちの事を無視して那津に言うジュンジュン
「それは…分かってます…俺が欲に負けたんだよ…」
「ごめんな…嫌がる事して…嫌がる事はしたくなかったのに…ごめん」
那津はうちに謝った
「う、うん…」
それ以上なんてゆーていいんかわからんかった
ただ
「怖かったけど、那津は優しいって知ってるから…けど、那津の気持ちには…」
「言わないでくれるか?分かってるから(苦笑)純平さん…すみませんでした。」
ジュンジュンとうちに頭を下げて那津は出て行った