テキストサイズ

チーズケーキ

第1章 チーズケーキの女

明日用に仕込んでおいたチーズケーキを出してあげた




「うっわー美味しそうー!!雑誌と一緒や!!」



「あたりまえでしょ?(笑)ほら、早くたべなさいよ」





「いただきまーす♪」






一口食べて女の子はスプーンを置いた





え?美味しくなかった?





「ねぇ?反応してくれないと…」






「美味しーーーいー!!ヤバい!お兄さん天才!!うちこーんな美味しいチーズケーキ初めて食べたわ!ほんま幸せー♪」





嬉しそうにまた食べはじめた女の子





こんなに喜んでもらえると嬉しいわね(笑)




「ありがとう。よかったわ(笑)」





コロコロ表情が変わる女の子を見てたらこっちまで気分が上がってきちゃったわ






「ねえ、お兄さん!!お願いがあります!!」




「また(笑)?なによ?」





「ここでバイトさせて下さい!」




「は?バイト?」




「お願い!一生に一度…」




「それさっき使ったじゃない?」



「もぅ!そんなケチケチしやんでもええやんかーあかん?なぁ、うちココで働きたい!お願いします!!」







まぁ調度人手不足だったし





「ほんとにヤル気あるの?チーズケーキ食べたいって理由じゃないわよね?」




「え、あ、いやちゃうちゃう!!うん!ヤル気マンマン!!」




なんだか怪しい(笑)




けどまぁ、いっか?





「まぁいいわ♪じゃあ明日からお願いできるかしら?」





「はい!やったー!!あ!よろしくお願いします」





丁寧に頭を下げた女の子につられてジュンジュンも頭を下げちゃったわ(笑)






ストーリーメニュー

TOPTOPへ