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優しくしないで

第13章 夕暮れの彼女



罪と生きていくには…



私は…


知らなくちゃいけないと思った…





『…剣…仁さん…


太一の…飛び降りた…屋上に行きたい…



太一の最後に見た景色を…見ておきたい…』




仁さんの手がギュッと、また強く私を握る…



あの…花火大会の…花火を…


太一は見たのかな……?





「行こう…留美…」



剣は、私と仁さんを連れて…



太一の自宅マンションまで連れていってくれた…





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