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優しくしないで

第13章 夕暮れの彼女



中学が一緒にだったとはいえ…


私は、太一の自宅をしらない…




私は…


太一の…何を見てたのかな?




自宅も、家族構成も…知らなかった…


ただ…ただ…太一の存在だけに



依存していたのかも知れない…



私の我が儘を聞いてくれていた


私の我が儘に…付き合ってくれていた…







それだけが満足で…


太一の全てを…
見なかった、
聞かなかった…
知ろうとしなかった…







私は…

太一を…



愛していたと、
好きだと…言えるのかな?



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