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優しくしないで

第24章 後ろ髪……


…クリスマスも正月も…



留美ちゃんとは祝えなかった…




…太一君を思うと…




有り得ない事だった…





店が定休日の今日は…


ユックリ起きて…



貯まっている洗濯をして…


窓を開けて空気の入れ換えをした…



一月の真冬の風が…男の一人暮らしの部屋を駆け抜けた…




「…寒いっ…」


薄着で窓を開けた事を少し後悔しつつ…


フローリングにクイックルをかける…





ザワ…




風が強く入り…





ハンガーにかけていた、ストールを揺らす…





「…………」






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