優しくしないで
第25章 初恋
「留美ちゃん……――――――…」
また…
強く抱きしめられた…
――――――――――…
仁さんは…冷えた私の体を心配して…
アパートに寄った…
暖かいコーヒーと…毛布…で……
指先の感覚が戻ってきた…
「…寒くない?
エアコンの暖房だけど……どう?毛布……まだいる?」
『…大丈夫です……』
歩道で……泣きじゃくり…抱き合ってしまったため…
変な雰囲気ではあるが……
店を出てた時のような…嫌な雰囲気ではなかった…
仁さんは…私の隣に座り…
毛布を少し自分にかけた…
仁さんの顔を見ると…少し照れたような…感じだった…