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優しくしないで

第8章 音のない夜


どのくらい…


仁さんは聞いてくれたのか…



外の人影はなくなり…



通りは…静になっていた




「……太一君は…」

『太一は?』


「いや…なんでもない…
今日は遅いから…送るよ」





私は仁さんに送られ…自宅に着いた



「一応、俺の携帯番号とアドレス」


仁さんはメモを私に渡した


『………』








メモを握りしめ…




私は浴衣のまま…



ベッドに倒れ込み………







眠った…











太一……





どうして………





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