
私はあなたを許さない
第12章 「好きです」
光明「早く…早く…」
タクシーで家に戻り
急いで玄関ホールのロックを外そうとす
るが
手が震え
なかなか鍵穴に鍵を差し込む事が
出来なかった
光明「…!!」
ようやく
ロックを解除する事ができ
急いでエレベーターに乗り込み最上階へ
自分の部屋へ向かった
その間
光明は何度も自宅に電話をかけ続けたが
彼女が出る事はなく
そうこうしてる間にエレベーターは
最上階に到着した
光明「愛田さん!!」
急いで部屋に入った光明
見た感じ部屋を荒らされた形跡はなかっ
たが
居間にも
彼女の部屋にも
どこにも見当たらなかった
光明「愛田さん…」
ガシャン(何か物が落ちる音)
光明「!?」
