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希「知哉さん！！」

知哉「希ちゃん、ごめんね…」

希「先生は？先生は大丈夫なんですか？
どこに…」

知哉「落ち着いて、光明なら大丈夫だか
ら…」

希「…ごめんなさい…先生が倒れたって
聞いてビックリしちゃって…」

知哉「希ちゃん」

希「はい」

知哉「実は…実は光明は…」

希「知哉さん？」

知哉「…ううん、何でもない…病室まで
案内するね」

希「…はいっ」

知哉「…」


光明の病気の事
希に伝えようとした知哉
だけど希に伝えるのは光明の役目だと
懸命に
言葉を飲み込んだ知哉
知哉の様子を不思議に思いながらも
光明の病室が近づくにつれ、その思いは
なくなっていた


光明「…」

希「寝てるみたいですね」

知哉「今の内に俺、ちょっと電話してく
るから」

希「わかりました」

知哉「…」