私はあなたを許さない
第4章 「お金貸してよ」
希「困ってるんです、だから貸してくだ
さい、10万円」
光明「…」
10万円
大金だが貸せなくはない
でも教師が生徒に貸して良いものか
だけど
どんな理由にしろ
貸して良いわけがないが…
希「無理でしょう?だったら…」
光明「…わかった」
希「えっ」
光明「放課後には用意するから」
希「…」
わかってる
こんなの間違ってるって
でも自分が彼女の人生を狂わせたのだか
ら
これくらいの事
してあげて当然だと思えた
例えそれが彼女の為にならなくても…
そして放課後
俺は彼女に10万円を渡した
本当に10万円を渡され驚いた表情をし
ていたが
すぐに笑顔になり
俺の前から去って行った
希「どうも、ありがとうございます」
光明「…」