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私はあなたを許さない

第21章 「でもまあ、お似合いじゃない」



初美「携帯」

希「持ってないよ」

初美「知ってる、私の貸してあげるから
先生に電話してみたら?」

希「…」


電話なんて
特に話す事もないし
用事もない
だけど無理矢理、初美に携帯を渡され
光明に電話する事になった希
だけど…


希「…」

初美「何してるの?早く」

希「…わかったよ」


側に初美がいる
そんな状況で電話する事に
夜10時
この時間なら多分まだ起きてると思うが
寝ている事を願いつつ
電話をかけた


希「…出ない」

初美「もう寝ちゃったのかな?」

希「多分…」


数コール鳴ったが
光明が電話に出る事はなく
きっともう寝てるのだろうと安心した
その時…


光明『もしもし』

希「!!」

光明『もしもし、どちら様?』

希「…」

初美「ちょっと希、何か喋んなきゃ」

希「あぁ…うんっ」


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