テキストサイズ

私はあなたを許さない

第21章 「でもまあ、お似合いじゃない」



希「…もしもし」

光明『もしかして…愛田さん?』

希「うんっ…初美の携帯から電話してる
の」

光明『知らない番号だから誰かと思った
けど、何か用事だった?』

希「特に用事はないんだけど…あれっ?
初美?」

光明『愛田さん?どうかした?』

希「初美がいない」

光明『えっ!?いないって』

希「あぁ大丈夫、多分部屋に戻っただけ
だから」

光明『…ならいいけど』

希「うん」


さっきまで隣にいたのに
いつの間にかいなくなっていた初美
話しやすいように
気を利かせて
席を外してくれたようだが…


希「…」

光明『愛田さん?』

希「…」


光明が好き
その気持ちを認めたからか
顔を合わせていない、電話越しにも関わ
らず
変に緊張してドキドキして
話しが出来なかった


希「…」

光明『…』


ストーリーメニュー

TOPTOPへ