私はあなたを許さない
第22章 「運命、って信じたいな」
光明「ボランティア活動をしたいんだ、
貧困や病気で苦しんでる人達を助けたい
と思ってて…」
希「ボランティア…」
光明「うん、ボランティア活動はずっと
したいと思ってたしそれに時間に余裕が
出来れば愛田さんの勉強も見れるし」
希「…」
ボランティア活動
興味はあるが、それはもちろん嘘だ
だけど空いた時間で彼女の勉強を見るの
は本当だ
教師を辞めても
教師であり続けたいし
少しでも彼女の役に立ちたかった
希「…」
光明「それで愛田さんの話しは?」
希「えっ?」
光明「話したい事があるって」
希「あぁ…うんっ…」
告白の返事
自分も光明が好きだと伝えようとしたが
この先、離れ離れに、遠距離になると
わかっていながら好きだと
気持ちを伝える事は
出来ず…
希「…」
光明「愛田さん?」
希「…ごめん、忘れちゃった」