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希「見回り当番って…」

光明「みんな真剣にやってるかチェック
する当番、他の先生は忙しいし、最後の
思い出にって」

希「そっ…そっか…」

光明「はい、採点終わりました」

希「…７６点」

光明「間違えた場所、もう一回ね」

希「…はいっ」

光明「…」




数日後
文化祭が始まった
高校三年、最後の文化祭だし今日だけは
勉強の事は忘れて文化祭を楽しもう
楽しもうとするのだが
だけど…


希「…」

女子「愛田さん、何してるの？早く準備
して」

希「…あっ、でも」

女子「時間ないから早く」

希「…はい」


どうにかこうにか
理由をつけて逃げようとしたが
調理組、接客組、客寄せ組とそれぞれで
人数が決まっていた為
休憩でもないのに休んでる暇なんて
少しもなかった


希「こうなったら仕方ない…会わない事
を願おう…」

女子「愛田さん、まだ？」

希「いっ、今行く」