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希「…どちら様ですか」

知哉「知哉です」

希「知哉さん？今開けます」


急いでドアを開けた希
玄関先には知哉が一人で立っていた


希「…」

知哉「こんにちは」

希「こんにちは、あっ先生なら…」

知哉「出かけてるんでしょう、知ってる
今日は希ちゃんに用事があって来たんだ
上がってもいい？」

希「あっどうぞ」

知哉「おじゃまします」


知哉の突然の訪問
てっきり光明に用事かと思ったが
希に、自分に用事で訪ねて来たらしく
とりあえず
上がってもらい
話しを聞く事にした


希「コーヒー、どうぞ」

知哉「ありがとう、勉強してたの？」

希「本試験まであと少しなんで」

知哉「そっか、頑張ってね」

希「はい、ありがとうございます」

知哉「…」