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知哉「うん、美味しい」

希「…あの…それで話しって」

知哉「光明の事、聞いてるよね？希ちゃ
んが卒業したら…」

希「…聞いてます…ボランティア活動を
するって…」

知哉「みたいだね」

希「…」

知哉「実はその事で光明から頼まれてる
んだ、希ちゃんの事」

希「私の事？」

知哉「自分がいなくなった後、希ちゃん
の力になってあげてって」

希「…」


希が卒業した後の事
自分がいなくなった後の事
心配し、ちゃんと考えてくれていたのは
嬉しかった
だけど
光明のその優しさ、思いやりが余計に
希を不安にさせた


希「…」

知哉「これっ俺の携帯番号、もし困った
事があったら…」

希「大丈夫…ですよね…」

知哉「えっ？」

希「昨日…知哉さんと電話で話してるの
聞いちゃったんです…今日、病院に行く
って…」

知哉「…そうなんだ」