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secretroom~秘密のひととき~

第11章 決意。

【憂side】
夏休みも終わった。

彼が、帰ってくる。この1ヶ月、彼と離れてわかった。

「私、彼と別れようかと思って。」

5人『はっ!?(えっ!?」

憂「今日、彼が帰ってくるんで、その時に言います。」

潤「そう。頑張って。」

大「俺らがいるから。」

憂「ありがとうございます!」


………………………………………

憂「いってきます。」

翔「あ、憂」

翔くんが、玄関に来た。

憂「何ですか?あっ、お昼は、潤さんに任せてあります。」

翔「いや、違くて。」




翔「頑張れよ!」

憂「…はい。(泣)」

実際、すごい不安だ。
彼に会うだけでも怖いのに、別れたい、なんて…

翔「泣くなよ、、。憂なら大丈夫。だから、」


そう言うと、私をゆっくり抱きしめた。

翔「笑顔で帰ってこいよ。」

憂「うん。…」



*************************

久しぶりの家。彼より先に父に聞かなくては…

トントン

憂「失礼します。」

父「おぉ、久しぶりだな。」

相変わらず父は、パソコンに向かったままだ。

憂「お話があって参りました。彼、陵のことです。」

父「陵くんなら、そこにいるじゃないか。」

父の指差すほうには、笑顔でソファーに座る彼の姿。

陵「久しぶり。」

…。目が笑ってない…

憂「今日は、私たちの婚約を取り消しに参りました。」

陵「は!?」

父「何をいっているんだ。」

憂「自分が言っていることが、おかしいとは、思いません。確かに、お父様の会社は女が継げないこと位、わかっております。」

陵の姿がせまる。

陵「オレがいない間になんかあった?」

憂「あった。すごく。」

父「とにかく、それを許すことは、出来ない。」

憂「なぜですか?」

父「そもそも、なんで取り消さなきゃいけないんだ。」

憂「それは…したいことが見つかったからです。」

陵「別に別れなくてもいんじゃないかな。」

父「陵君の言うとおりだ。憂、おかしいぞ?今日。」

憂「おかしくなんてありません。私、他に好きな人ができただけです。」



















父「そんなの許されると思ってたのか!!」

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