甘すぎて気絶
第4章 夫婦の朝
そっと寝室のドアを開けて中を確認すると
相変わらず寝てる旦那の姿が。
静かに近寄って寝顔を眺める
付き合ってるときから
朝はあたしの方が遅くて
夜はもちろんあたしが先に寝ちゃうから
こんなにじっくり寝顔見れるなんて
ほんとにほんとにレアなの
普段よりも幼い寝顔に
きゅんと胸が鳴る
結婚しても毎日ドキドキしてて
好きな気持ちは大きくなるばかり
か、可愛い‥‥!
あたしの毛布抱きしめてる‥!
ずっと寝顔を見ていたいけど
朝ご飯も出来てるし
そろそろ起こそうかな
「和真さん、朝ですよ〜」
ゆさゆさと揺すって声をかけるけど
起きる気配がない
「かーずーまーさーんー!」
少し強めに揺すっても変化なし
まさか死んでる‥?と呼吸を確認するけど
すーすーと気持ちよさそうな寝息が聞こえる
よかった、生きてる