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甘すぎて気絶

第8章 スーパーヤギヌマ

「聞きたいことって本当にそれ?」

心なしかなんだかちょっと楽しそうなお兄さん

あ、れ、?なんか…
こんなキャラだっけ?


「え、あー、えっと、…」

思わず目を泳がせてなんで言おうか考える

考える、けど何にも出てこないよ!!
ぐるぐる考えて突破口を探すけど、お兄さんはその間に私の手を撫でたりマッサージしたり好き勝手してる

「あの、手……っ」

「及川さんが素直になるまで離さない」

そう言って指と指を絡めた。


「っ、」

どうしよう、どうしよう
ドキドキしすぎて口から心臓が出ちゃうかも…!!


「じゃあ。質問変える。

俺が言ったこと。合ってる?」


ずるい。ズルすぎる。
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